隣のナイト幼なじみはヤンキー
「こーいうことされっと、迷惑。好きじゃないっつったろ。彼女ヅラすんなよ」


「……うん。ゴメンね……」


そっか。


そうだよね。


そういえば、今までも何度か言われたし。


だけどあたしって、バカみたいにポジティブ。


リキにここまで言われても……まだ、信じたくない。


昔の優しいリキ、最近また話して優しかったリキ。


あのリキが、またあたしに笑いかけてくれるんじゃないかって、思ってる。


だけど今のリキは、冷たい表情のままで……。


涙が溢れそうになってきたからうつむくと、リキが立ち去る足元がが見えた。


顔を上げたらリキはもういなくなってて……


あたしは、そこからしばらく動けなかった。



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