隣のナイト幼なじみはヤンキー
「ただ……好き、な気がしてるだけとか?」


「なにそれっ。あたしはずっと……」


「ずっと?」


雷斗さんは、あたしの中の何かを見透かすような、怪しげな笑みを浮かべた。


「ずっと前から……物心ついた頃から、リキが好きだった……」


そりゃね、数年間のブランクはあったけど。


「小さい頃の記憶なんか、あてになんないって。人って変わるもんだしね」


「だけど、リキ……昔みたいに、優しかった」


「一瞬、だけだろ?」


一瞬?


そんなこと、ない……はず。


リキと過ごした数週間を思いだしとみる。


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