隣のナイト幼なじみはヤンキー
「百戦錬磨って……オレ、そんなチャラくないけど?」


「いえ、十分チャラいから」


送っただけで、キスするとかありえないし!


「ハハッ。ま、どーでもいいけど。それに女性恐怖症って……。

オレの場合、本気になったら、大抵フラレんの。だからかな……なんか、マトモに向き合うのが怖い」


ウソッ!


全然そんな風に見えないんだけど!?


だけど、イチゴパフェが好きだとか、こういう女の子みたいな面を持ってたりするなんて……かなり意外。


人は見かけによらないよね。


「ふ……フラレても、またコクっちゃえばいーんだよ!

ホラ、あたしみたいに、たまにはしつこい重いオンナになる勇気も必要だよ?」


あたしの言葉に雷斗さんは、ブッと吹き出した。


< 429 / 529 >

この作品をシェア

pagetop