隣のナイト幼なじみはヤンキー
かわいいとこある!


夢もきっと、そーいう雷斗さんを理解してくれると思うよ!?


「リキも、それなりに色々悩んでてさ。……だけど、アイツのひねくれ具合は、花梨ちゃんの手には負えないと思うよ」


「その理由……雷斗さんは、知ってるの?」


「そりゃね。ま、この話は終わり」


「えーっ……」


雷斗さんは、そう言い残したまま、あたしを置いてさっさと逃げてしまった。


もうっ!


あんな風に言われたら、余計気になるんだけど。


リキがあんな風になったのには、どんな理由があるの?


知りたいけど……聞いても教えてくれないよね。


ていうか、あたし……


リキに彼女ヅラすんなとか言われたんだっけ。


ヘヘッ。


前向きなあたしも、さすがにさっきはこたえちゃったな。


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