隣のナイト幼なじみはヤンキー
リキはあたしの隣で微笑んで、髪をそっとなでる。


「……ヤバいな。決心鈍りそぉ」


「なに、それ……」


「こーやってっと……安心する」


そして、あたしをギュッと抱きしめてきた。


リキの温もりに包まれ、あたしも心が穏やかになっていく。


「じゃあ……あたしから離れないで?付き合ってよ……」


「ん……」


リキは曖昧な返事を返し、そのまま寝入ってしまった。


やっぱりリキはズルい……。


あたしの胸に顔を埋めて、幸せそうな顔でスヤスヤ寝てる。


< 451 / 529 >

この作品をシェア

pagetop