隣のナイト幼なじみはヤンキー
「お前なぁっ……」


「間違いなく学校は退学だろーし?残念ながら、あんたら親が描いてる進路は、どーせこの先無理だから」


リキはパパに背を向け、そのまま外に飛び出して行ってしまった。


「リキっ!?」


追いかけようとしたら、玄関でリキのママとぶつかりそうになる。


「花梨ちゃん、あれっ……どうしてウチに?」


「リキ……リキを追いかけないと」


「ねぇ、花梨ちゃん」


リキのママに腕を引かれ、足を止めた。


「リキについて知ってること……私に全部教えてくれない?」


「だけど、あたしっ」


「今日、リキを……警察に迎えに行ったの。なんでもリキが、ある人の車を、数人がかりで壊したっていうんだけど」


それって……!


< 456 / 529 >

この作品をシェア

pagetop