隣のナイト幼なじみはヤンキー

「リキのパパ、リキを……信じてあげて下さい。お願いします。

ゴールドアイに入ってるけど、リキは……警察に捕まるようなこと、してないと思うんです……多分ですけど」


あたしが頭を下げ、顔をあげたときには、


さっきまでしかめっ面していたリキのパパは、ニヤリと笑っていた。


「たりめーだろ。オレもそう思ってるし？」


「……へ？」


「リキには言わねーけどな……。あいつ、内に溜めて、言いたいことをハッキリ言わねぇ。

もっと反発して、ぶつけてくりゃいーのに」


「じゃあ、さっきのは……」


「あぁ言えばリキも弁解するかと思ったのに、そうじゃなかったな。……親に言ったって仕方ないとか思ってんだろな」


リキのパパは、フッと寂しそうな表情を浮かべた。