隣のナイト幼なじみはヤンキー
「いや……一昨日、ケイに会って来たぜ。なぁ、さや」


リキのパパは、少し寂しそうな表情を浮かべ、ママを見た。


リキのママは、ハンカチを目にあてて、静かに頷いていた。


……え、どうして泣いてるの?


「ケイに、もっと色々してあげればよかった……。あたしたちの選択は、リキもケイもダメにしてしまった……」


ママは泣きじゃくって、パパにしがみついてる。


「まさか……。ケイくん、生きて……ます、よね?」


そう言うと、リキのパパは、あたしからフッと目をそらした。


「そうだな……。だけどあれは、生きてるって、言わないかもな」


「イヤぁっ……そんなこと言わないで?ケイは、生きてるんだから!

絶対、元に戻るって信じてるっ。うっ……ひっく」


リキのママが取り乱すのを見て、パパがしっかりとその体を抱き締めている。


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