隣のナイト幼なじみはヤンキー
「ごめんね。逃げたわけじゃなくてさ……。ひとまず退散したフリして、すぐに迎えに行こうと思ってたんだ。

そしたら、山を下る途中で別のヤンキーのバイクと接触してね」


それもチラッと聞いた。ゴールドアイのメンバーのバイクと接触事故おこして、そのまま逃げたって……。


「接触!?その人、大丈夫だったんですか?」


「さぁ?それよりさ、傷ひとつなかったオレの車に傷がついたし、接触事故なんか起こしたってわかったら、内定取り消しになるかもだし、ホント焦ったよ」


うわぁ……ホント自己中な人だ。


「じゃあ……そのまま?」


「あいつらたまには痛い目にあえばいーんだよ。接触したことで、いいこと思いついたし、一石二鳥?ハハッ」


いいこと思いついた……って、坂部さん、まさか。


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