隣のナイト幼なじみはヤンキー
「ケイは……今、植物人間状態でさ……」


「え……?」


「列車事故に遭って、とりあえず命は助かったんだけど、意識が戻らない……」


「そんな……」


「一緒の列車に乗ってた人は全員無事だったんだよな。外傷も少なかったし……。

だから、意識が戻らないのは……現実逃避してるからじゃないかって、思えてきてさ」


「そうなの……?」


「リキは、伯父さんちの養子として育てられたんだよな。ガキん頃から英才教育受けてさ、オレと比べながら育てられた。

お互いそれがストレスだったし、はけ口なんてなくて、いつも二人の話題になんのは、本当は将来何になりたいかって話だった」


「リキの将来の……夢?」


「オレは最初は、国際弁護士になりたいって思ってた」


ひえっ、さすがリキ。子供の発想じゃないんだけど!?


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