隣のナイト幼なじみはヤンキー
「おい、花梨。ヨダレ出てんぞ?」


「……えっ?」


慌てて口の端に手をやると、リキが失笑した。


「冗談だろ。なにホンキにしてんの?」


くぅーっ、騙された!


まったく、リキって……ホントに意地悪だ。


「さ~て、問4は……。あってんな。この問題が一番無理だと思ったけど、やるじゃん」


「へへっ。前にリキに教えてもらった所だから。ちゃんと、身になってるよ」


「そっか。ラスト問5……」


ドキドキ。


「正解!」


「やった~っ」


これで、ズボンを脱がせないですむ!


「なんかムカつくな。そんな手放しに喜ぶなよ」


「え……」


「じゃ、3問正解のご褒美に、ハグしてやる」


うっ……わぁ!


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