隣のナイト幼なじみはヤンキー
「リキ、いってぇよ……マジで殴んなって」


雷斗さん、苦笑いしながらリキのパンチを受けとめる。


「雷斗……なんの真似だ?なんでコイツがここにいんだよ……」


リキはチラッとあたしを見ると、また視線を雷斗さんへと戻す。


「なにって……ゴールドアイに入りたいっつーから」


「……は?」


今度は、あたしがリキに睨まれた。







うわっ……ヤバい。この目、マジだし。かなり怒ってるよーっ!?


「……ちょっと来いよ」


リキに乱暴に腕を引っ張られ、どこに連れていかれるのかと思えば、


リキは駅の方へと向かっていた。







「リキっ……痛いよ、腕が……痛いっ」


顔を歪ませると、リキは掴んでいる腕から、少し力を抜いてくれた。


そして、大きなため息をつく。


「……花梨、なんで雷斗についてきた?」


「だってぇ……」



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