大嫌いだから、ね?(短編)
「おれは、長岡和也(カズヤ)。
憶えてくれてる?」
「あ・・・えっと」
正直、名前わからないし、挨拶も途中からしか聞いてなかった私。
なんといっていいのか、しどろもどろになる。
長岡くんがふき出した。
「今日これからおぼえて、福田さん」
「は、はい」
「なんか、壇上で挨拶している福田さん見たときはずいぶんと凛々しい感じだったのに、なんだか・・・かわいいね」
「すいません。とろくて」
「そういう意味じゃないんだけど」
「?」
階段を下りてく。
通路は西口と東口で左右に別れている。
長岡くんは東口だったので、そこで別れた。
「これからよろしくね、陽菜さん」
去り際にそういわれたけど、長岡くんの笑顔がとても優しかったから、名前でよばれたことは別に気にはならなかった。
憶えてくれてる?」
「あ・・・えっと」
正直、名前わからないし、挨拶も途中からしか聞いてなかった私。
なんといっていいのか、しどろもどろになる。
長岡くんがふき出した。
「今日これからおぼえて、福田さん」
「は、はい」
「なんか、壇上で挨拶している福田さん見たときはずいぶんと凛々しい感じだったのに、なんだか・・・かわいいね」
「すいません。とろくて」
「そういう意味じゃないんだけど」
「?」
階段を下りてく。
通路は西口と東口で左右に別れている。
長岡くんは東口だったので、そこで別れた。
「これからよろしくね、陽菜さん」
去り際にそういわれたけど、長岡くんの笑顔がとても優しかったから、名前でよばれたことは別に気にはならなかった。