本当の私、嘘の私
「恵理ちゃん、どうだった?」

…ん?何のこと?

「何がどうだった?」

「数学だよ!凄いでしょ〜?さっきのやつ」
「あぁ(なんだそれか)うん!かっこ良かったよ」冗談でこんなこと言っちゃったよ…

「……/////」
あれ…黙ったまま俯いちゃった

「川上君?」
「ななっなぁに?」

すんごいキョドってる…「なんかあった?」

「………から」

なんだろう?聞こえない「あの…もうちょっ「だって!恵理ちゃんが可愛い顔してかっこいいって言うから!」

「」
いきなり大声で叫ぶなよ!
ビックリするじゃん!

川上は、どっかに走っていった〜

………いや、ちょっと待てよ…今あいつ、なんて言った?

可愛い?
人のことバカにしてるの?

「川上君っておかしいよね〜前島さんのこと、可愛いってさ…」
「確かに趣味悪…」
あちこちからそんな声が聞こえてきた

みなさ〜ん
聞こえてますよ〜
そんなこと、私が一番知っとるわ!!


腹が立つ
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