本当の私、嘘の私
「怖かっただろ……」

そう言って私の左頬に手を当てる川上君

なんて悲しい目をしているんだろう

「ごめんね、恵理ちゃん……」

それから川上君は、静かに立ち去っていった



違う、いつもと……違う


なぜ、謝るの?



なんだろう、この気持ちは
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