友達でいたかったの【短編】

‐さみぃなぁ…。



沙羅は塀のある家の前で立ち止まって小さな雪だるまを作り始めた。



‐おいおい;早く帰ろうぜ…寒いんだからさぁ



沙羅は出来上がった雪だるまをその塀の上に置くとまたゆっくり歩き出した。





‐あ、あれだったな。


沙羅の家が見えてきた。



沙羅が門の前に立ったのを見て、俺は来た道を戻り始めた。



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