友達でいたかったの【短編】



その時だった。









『こぉちゃぁん!』



いつか聞いたような大きな声がした。





「こーちゃん!ありがと!」



振り返ると家の中に入っていく沙羅の背中が見えた。


‐ばれてたか;っていうか知ってたなら早く帰れよ



そう思いながらなぜか帰り道の俺はすごく暖かい気持ちになっていた。



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