君へ


後で聞いた話だとその友達は君に協力してたらしい。

私はまんまと騙されていた訳だ。


「お、おお。じゃあ俺ら先行ってるわ。」


そう言って友達と男子の1人は自転車でぴゅーっと行ってしまった。


自転車を遠くに停めていた私と君は仕方なしに2人で歩いて向かった。


私は君の異変に気づくことなく、ひたすらゴメン、と謝っていた。

予定では1人で行くはずだったから。





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