君へ
そして暫く歩いていると自転車で先に私の忘れ物を取ってきてくれた2人が帰ってきた。
「…ねえ。あいつに
なんか言われた?」
友達はこっそりと聞いてくれたけど私はちんぷんかんぷん。
「え?特になんも?」
そう、どちらかといえば無言に近かった。
すると友達は呆れた顔をして君のとこに行き、
「なんか言うことないのー?」
と大きな声で言った。
しかも3回ぐらい。
それでようやく君は2人から離れた場所に私を呼ぶと
「ずっと好きだった」
と言ってくれたんだ。