僕が彼女といる理由
『あのさ…
この前のことなんだけど…』
口にしたはいいが、
続けてどうゆう言葉を言えばいいか
躊躇していると…
『いいの!…大丈夫!』
そう言って笑顔を作った彼女をみて
胸が痛くなった。
”大丈夫”じゃないんだろうなぁ…
いつもケンカをしても
彼女がいつの間にか僕に笑いかけて
なんとなくいつも通りにもどってしまう。
ケンカの理由はほとんどいつも
彼女のヤキモチが原因だけど
ケンカになるのにどちらか一方だけが
悪いなんてことはないと思うから
…特に今回は。
きちんとしないと
また彼女を傷つけることになる…
『なぁ…、アキ…』