僕が彼女といる理由
僕はアキに触れる勇気がなかった。


泣きつかれた彼女を寝かしつけ
彼女の部屋を後にした。



『………ふぅ…。』



大きなため息がもれていた。



明日からどーすっかなぁ…



アキの怯えるような震える肩を思い出していた。



百合の怯えるような瞳を思い出していた。




……………あぁ………。






罪悪感でいっぱいだ…。





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