僕が彼女といる理由
いつの間にか、泣きつかれて眠ってしまったみたい。
目を覚ましたら真っ暗闇で
優ちゃんの姿はなかった。
ホッとしたような、
悲しいような気持ち。
私はシャワーを浴びて鏡をみると…
鏡に写ってるのは…
見るも無惨な腫れぼったい顔。
『……冷やさなきゃ…。』
冷たいアイスノンが
心まで落ち着かせてくれる。
…今日は、大学の講義にでて
サークルの映画評論に参加する。
優ちゃんには話しかけない。
優ちゃんを目でおわない。
距離を置くってそうゆうことでしょ?優ちゃん…
私の”好き”の方が大きいから
ちょっと離れたって大丈夫だと思ってるんでしょ?
あんまり油断しないでよね…
他の男の子とだって仲良くしちゃうし、
優ちゃんがいなくたって
楽しく普通に過ごしちゃうんだから…
それでちょっとヤキモキすればいい!
それでちょっとは寂しがればいいんだ!
でもその日は優ちゃんの姿を
見ることはなかった。
来てないのかな…?