王子様に恋する仔猫の飼い方『仔猫と王子社長様の甘々生活』番外編
2時間目の開始のチャイムが校内に
響く。
恭を取り囲んでいた女の子たちも退散。



恭は少し溜息を吐く。
朝からお疲れ気味の様子。


「疲れてるの?」

「んっ?あ……別に…」


恭は頬杖をついて私の方に顔を向ける。
蒼い瞳がジッと私を見つめる。


「////」
ジッと見つめるのはダメだって…
無意識に誘惑されているようにしか見えない。
私は紅潮して言葉が出なくなる。






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