guard
「私は家政婦の平田 芽衣と申します。以後お見知りおきを」


「はぁ…」


 なんか知らないけど強引な展開に…。


「あ、歩夢さま。今日からお嬢様の命をお守りするので合鍵、そして刺客が来たら急いでお逃げください」


「はい」


「では、私はこの辺で」


 ―――バタン


 戸が閉められた。
 しばらくの沈黙。


 沈黙を破ったのは襟沢さんだった。
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