guard
「…お父様が変なことを頼んでごめんなさい…。あたし…大丈夫なのに」


 ―――ドキッ


 ふとした瞬間。 
 俺は不意にもときめいてしまったのだ。


「大丈夫。俺が一生懸命守るから」


 俺、好きなんだ。
 襟沢さんが。


 そう思って笑った瞬間。


 ―――パリーンッ


「きゃぁっ!」


「だ…誰だ?!」
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