俺の好きな人
全ての始まり
No1
高校2年生。
青春真っ最中、というとても素晴らしい日々を過ごしているはずの俺。
神崎誠人[かんざきまこと]。
しかし、違う。
容姿は悪くないだろう。・・・・・・多分だけど。
頭は中の下ぐらい。
運動は人並みよりちょっとできる。
そう、つまりは普通な人間だ。
しかし周りの女子からは“近寄りがたい男”として敬遠されている。
俺のことをよく知っている女子から言わせれば、
“下ネタばっかの変態”
らしい。
大方間違ってもいないからそれはしょうがない。