俺の好きな人
片思い
No1
「あ、おはよ。・・・・・・誠人?」
「あぁ、はよ」
「どした?テンション低くね?」
俺いつもこんな感じなんだけど・・・・・・。
むしろ俺がテンション高かったらオマエ笑うだろう、と。
「たしかにそーだけど」
俺がテンション高いところでも想像したのか、彰吾はプッと笑った。
「ていうか、昨日メール無視っただろ?」
「メール?昨日実紅からしか来てねぇけど」
受信履歴を見ると実紅からのメールを待って寝ていたときに彰吾のメールは受信されていた。
「悪い、今見た」
「遅い・・・・・・」
携帯と閉じてブレザーのポケットにつっこんだ。
上手く入らずズボンのポケットにつっこむこととなった。
「相変わらず高梨とメールしてんだ?」
「あぁ」
というか、東野優里のためだけど。
「付き合ってんの?」