俺の好きな人






「んー・・・・・・」




目が覚めると机の上で携帯が鳴っていた。




やべぇ届かない・・・・・・。





本気で熟睡していたらしく頭が痛かった。



重い身体を起こして携帯に手をのばす。





紛れもなく実紅からのメールだった。





『30分も延びちゃって。ごめん。

そんで、その髪長い子何組?』




時計を見ると寝てから1時間は経っていた。





『部活おつかれ。多分4組』




返して携帯を閉じる間もなく返信が返ってきた。




『今一緒に帰ってる東野優里。

髪長くていい匂いして4組だよ』




誰だそれ・・・・・・。


たしかに女子の名前は全く覚える気がないから知らないのは当たり前だけど・・・・・・。







< 6 / 28 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop