いつも隣に。

六月の初め、近づいた。

多分今年に入って一番酷い雨の日。

はじめての図書当番をすることになった。

……といっても、受付は説明だけ。

あとは先輩がやってくれるから私と谷口君は

本の整理を任された。

「…」

「…」

黙々と作業を進める谷口君。

なかなか話しかけられない…

ため息を漏らしそうになる。


最上段の本を直そうとした時だった。

「ねぇ、そこ届く?変わろうか??」

「え、あ…お願い!」

少し困ってたら助けてくれた。。

優しいなぁ。


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