ガラスの日々

一番に画面を覗き込んだ人が、声を上げた。

「な…なんだよ…!!」

アメに群がる蟻みたいに、携帯に群がる元・クラスメートたち。

一歩離れたところで、みんなを見ていた。

一人一人を観察する余裕もある。
妙に冷静な自分が怖かった。
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