Voice Love-ヴォイスラブ-
そして
しばらくして
龍二が戻ってきた。


手に
大きなハサミを持って。



「え……………?」


逃げなきゃ

逃げなきゃ



自分の自己防衛組織が
そう叫んでいる。


でも
身体が動かない。



龍二は何故か
とても
興奮している…



『ハァ……俺の…ハァ…優花は………ハァ…ハァ………そんなに目は小さく無いんだよぉぉぉっ!!!!』


そう叫んだと思ったら
龍二は私に馬乗りになって
ハサミを振りかざした。

「いやぁあぁぁぁっ!!!!」

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