幸せの記憶、



「か―なめっ」




 俺の名前を呼んだ
 親友のシン。




 「なに?女の話ならしない」



 だって俺には生がいるから。



 「生ちゃんはもういない。
  いくら生きてたって、
  お前の彼女じゃないんだよ...」




 そんなこと知ってる。


  「.....そうだな。」
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