君のいない教室
「…海君?」

「俺は、ずっと先輩の事が忘れられませんでした。」

「…私もだよ。」


告られてるようで、少しドキドキした。


「今も、忘れられないんです。…そんだけです、すみません。」

「私も、今でも忘れられないよっあんな別れ方しかから…。」


そんな事言ったって、もう遅い。

俺は、まだ先輩の事が好きなんです。

本当は、ずっと隠してきたけど、ずっと前から…


愛してるんです。


「…っん!!」


俺は、みら先輩に、キスをした。

彼氏がいるって知っているけど、でも我慢出来なかった。


「…にするの!?」

「……。」

「か、海君なんて…大ッ嫌い!!」



< 101 / 103 >

この作品をシェア

pagetop