元素記号
「では、面接を行います。」あの先生が言う。
「受験番号1050番。小澤綾乃さん。」
うわっ!!
よりによって
1番最初かよ!?
「はいっ!!」
ソフトで鍛えた声。
教室中に響き渡る。
緊張で脚が
ガクガクいっている。
―コンコンッ―
「失礼します。」
ここまでは記憶がある。
ぎりぎり。
その後は真っ白で
今、自分は何をしゃべっているのか…。
あっという間に
面接は終わった。
落ちたな…。
お母さんの迎えの車が来る。
「どうだった?」
お母さんが言った。
「多分…、落ちたんじゃん?」
お母さんは
何も言わなかった。
「受験番号1050番。小澤綾乃さん。」
うわっ!!
よりによって
1番最初かよ!?
「はいっ!!」
ソフトで鍛えた声。
教室中に響き渡る。
緊張で脚が
ガクガクいっている。
―コンコンッ―
「失礼します。」
ここまでは記憶がある。
ぎりぎり。
その後は真っ白で
今、自分は何をしゃべっているのか…。
あっという間に
面接は終わった。
落ちたな…。
お母さんの迎えの車が来る。
「どうだった?」
お母さんが言った。
「多分…、落ちたんじゃん?」
お母さんは
何も言わなかった。