元素記号
なんだかんだ言っても
やっぱり佑太の事は
好きである。

早速その日の夜
佑太ん家に行く時に
着て行く服を買いに行った。
かなり悩んだ末、
いつもの雰囲気とは違った
黒のワンピースを
買った。
久しぶりに
女の子らしい服装。
佑太は
気に入ってくれるだろうか?



そして
待ちに待った25日。
部活後
速攻家に帰り
着替えをして
電車に乗り
佑太ん家へ。
駅まで
佑太が迎えに来てくれていた。

佑太ん家は
清潔感があり
白くてでっかい家。
お庭も綺麗に
整えられている。

「いらっしゃい」

こりゃまた
綺麗なお母さんが
お出迎え。
恵まれた環境の
お家なんだな。

「おじゃまします。小澤綾乃と言います。」

「聞いてるわ。仲良くしてやってね。」

「はっ、はいっ!」

親子仲も良いらしい。

私達は普通に佑太の部屋に上がり
お母さんが
ケーキと紅茶を
持って来てくれた。

「ごゆっくり」

そういって
お母さんは去って行った。
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