元素記号
どれくらい経っただろうか?
まだ心臓が
ばくばくいっている。
その時
後ろから足音がする。
「何やってんだ?お前?」
顧問だ。
「いや、別に…」
夢の中から
一気に引きずり出された気分だ。
今、一瞬
星先生だったら…
と、
淡い期待を寄せた自分が
なんだか恥ずかしい。
そのまま
顧問に促されるまま
帰ることにした。
部室に戻ると
汗臭くモワッとした空気。
さっきの
夢の中から
完全に現実に戻され、
おとなしく隅っこで
いつものように
汗臭い奴らの
仲間入りを
果たしたのだった。
むさっ苦しい
女の園に…。
そして
大会は優勝した。
地区大会で
高体連の順位を
決めるための大会だったので
他を寄せ付けない
強さだった。
今年のインターハイは
間違いないと
ささやかれていた。
この大会以降
部活はどんどん
ハードになっていく。
いつしか
先生の事を忘れ
部活に没頭している
自分がいた。
まだ心臓が
ばくばくいっている。
その時
後ろから足音がする。
「何やってんだ?お前?」
顧問だ。
「いや、別に…」
夢の中から
一気に引きずり出された気分だ。
今、一瞬
星先生だったら…
と、
淡い期待を寄せた自分が
なんだか恥ずかしい。
そのまま
顧問に促されるまま
帰ることにした。
部室に戻ると
汗臭くモワッとした空気。
さっきの
夢の中から
完全に現実に戻され、
おとなしく隅っこで
いつものように
汗臭い奴らの
仲間入りを
果たしたのだった。
むさっ苦しい
女の園に…。
そして
大会は優勝した。
地区大会で
高体連の順位を
決めるための大会だったので
他を寄せ付けない
強さだった。
今年のインターハイは
間違いないと
ささやかれていた。
この大会以降
部活はどんどん
ハードになっていく。
いつしか
先生の事を忘れ
部活に没頭している
自分がいた。