【短編】年上の幼なじみとの関係
「進路を変えるほど、好きなんだろ?
こんなことせずに言えば?
逃げんのは、そっからでも遅くないだろ?
そしたら、俺が慰めてやるよ。」
「イヤ。
渉くんに何も言いたくない。」
それだけは、決めてる。
私の気持ちを絶対に渉くんには、言わない。
同情されたくないもの。
『そんな気はなかった。』
そう言われて、終わりだよ。
「絶対、湯野ん事、好きだと思うぞ。」
「そんな事あり得ないよ。
私、知らなかった。
言葉で伝えなきゃわかんないって。
だからこそ、言わなきゃイケないのもわかってる。
でもね。
こんな関係になった後だからこそ、言えないんだよ。
純粋に想うだけじゃなくて、邪すぎるじゃん。」
本当にわかんないんだよ。
どうしたら、いいか。
「てかさ。
湯野は、手軽な相手じゃなくて面倒くさい相手だと思うんだけど。」
呟くように言った奥田くん。
予想外のこと。
私には、手軽な相手しか思えない。
「なんで?」
今度は、私が、首を傾げた。
「だってさ。
湯野の両親は、信頼してんだろ?
湯野が兄みたいに慕ってるって。」
「当たり前じゃない。
だから、私の両親と渉くんの両親が一緒に旅行に行くときは、渉くんがいるから、安心だって行くわ。」
意味がわかんない。
「そんな風に信頼されてんのにさ。
湯野に手を出すわけないだろ?」
そんなものかな?
私は、やっぱり首を傾げたまま。
「男は、女なら誰でもいいわけじゃない。
面倒くさい相手には、手を出さないよ。」
それなら、都合いい方に考えてしまう。
けど.....
こんなことせずに言えば?
逃げんのは、そっからでも遅くないだろ?
そしたら、俺が慰めてやるよ。」
「イヤ。
渉くんに何も言いたくない。」
それだけは、決めてる。
私の気持ちを絶対に渉くんには、言わない。
同情されたくないもの。
『そんな気はなかった。』
そう言われて、終わりだよ。
「絶対、湯野ん事、好きだと思うぞ。」
「そんな事あり得ないよ。
私、知らなかった。
言葉で伝えなきゃわかんないって。
だからこそ、言わなきゃイケないのもわかってる。
でもね。
こんな関係になった後だからこそ、言えないんだよ。
純粋に想うだけじゃなくて、邪すぎるじゃん。」
本当にわかんないんだよ。
どうしたら、いいか。
「てかさ。
湯野は、手軽な相手じゃなくて面倒くさい相手だと思うんだけど。」
呟くように言った奥田くん。
予想外のこと。
私には、手軽な相手しか思えない。
「なんで?」
今度は、私が、首を傾げた。
「だってさ。
湯野の両親は、信頼してんだろ?
湯野が兄みたいに慕ってるって。」
「当たり前じゃない。
だから、私の両親と渉くんの両親が一緒に旅行に行くときは、渉くんがいるから、安心だって行くわ。」
意味がわかんない。
「そんな風に信頼されてんのにさ。
湯野に手を出すわけないだろ?」
そんなものかな?
私は、やっぱり首を傾げたまま。
「男は、女なら誰でもいいわけじゃない。
面倒くさい相手には、手を出さないよ。」
それなら、都合いい方に考えてしまう。
けど.....