【短編】年上の幼なじみとの関係
「奥田くん、もう少し考えてみる。
ありがとう。」


逃げずに伝えようって思っちゃった。


だって、手軽な女じゃないって。


そんな事考えたことなかったから。


持ちたくないけど、一筋の光を見てしまった。


自己完結しちゃ、ダメかもって。


でも、余計モヤモヤしてたり。


あぁー、どうしよう。


次に、渉くんに会ったら、どうしたらいいのかな?


奥田くんのおかげで変われる気がした。


けど、やっぱり私と渉くんの気持ちが交わることなんてあり得ないんだね。


久々に友達とカラオケに行って帰りが遅くなった時だった。


そん中には、奥田くんもいたり。


私は、おまけみたいなもんで。


奥田くんが、私も行くなら行くみたいな事を行っちゃったから。


睨まれながらも有無を言わせない圧力。


けど、無理にでも断ればよかったかも。


渉くんに気持ちを伝える決断が固まりかけていたのに。


もうどうでもよくなった。


だって、あの女の人といる男の人は、渉くんでしょ?


私が見間違えるはずない。
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