いつか、伝えて
砂浜を歩き、四人はペンションに


戻る。用意された完璧な


バーベキューにミユとユウキは


目を丸くしていた。



「すごいだろ。」



そう言わんばかりに


火を起こし始めるキョウヘイを


レンはぼーっと見ていた。


「おい、お前も最後まで

 手伝えよ。」


「あ、うん。」



慌ててキョウヘイの横についた。









バーベキューを楽しみ、


今年初めての花火をする。






レンが一人で線香花火を


しているとき、キョウヘイが


レンの下へやってきた。




「あいつらラブラブすぎー。」


キョウヘイの視線の先を見ると、



納得。



二人で一つの線香花火を持って


じっと見つめていた。
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