いつか、伝えて
バスはついに


レンの前で止まる。





「夏の旅行の時、


 俺が機嫌悪くなったのは


 嫉妬してたからだ!


 
 お前が他の奴を


 好きだとか言うから


 焦ったし、悲しかった!」




キョウヘイもやっとバスに


追いつき、自転車を止め


レンのむかいがわに立った。




「好きだから上手く


 付き合えなくて、距離


 置いてしまった。」





「うん・・・。」








「俺、気づいたんだ。


 俺、どんなお前でも


 どんなアンザイレンでも


 大好きなんだ。」



「あたしだってそうなんだから・・。」


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