いつか、伝えて
「お前も座るの。」



「え?」



レンは訳が分から


なかったがキョウヘイに


言われたとおり、


キョウヘイの隣で正座をした。




「キョウヘイ君?レン?」






「すみません!



 レンを連れていかないでください!」




「え?何言ってるの?キョウヘイ!」





「娘さんを僕にください。



 本気で好きなんです。


 愛しているんです。


 
 ずっとずっと


 愛します。



 だから・・・・・・。



 レンを、レンを


 
 この町に残してください。」


気づけば

キョウヘイが地面に頭を


つけて、土下座をしていた。
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