いつか、伝えて
「もう、引越しなんて


 するんじゃねえぞ?



 いきなりいなくなんなよな。」





「分かってる。何の

 
 ためにお母さんと離れたと


 思ってんのよ。」




「俺のため?」



「調子いいんだからっ。」





笑いながら


キョウヘイの肩を叩く。



「いてー。」





「キョウヘイ・・・。」





「ん?」





「本当、大好き。



 世界で一番大好き。」






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