いつか、伝えて
朝、どこからか聞こえる


にわとりの声で起き、


朝食を済ませ、


もたもたと何十分もかけて


用意する。




新しい学校初日、


彼女はいつも気合を入れる。


田舎だからなんて関係ない。



スカートを上げ、

髪を巻く。

ビューラーで睫毛を

上に向け、マスカラで

ボリュームを増やす。



そして、彼女は

家を飛び出した。



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