いつか、伝えて
キョウヘイの軽い一言に


ユウキは感心していた。


「お前ら最高。で、


 どこ行く?やっぱり泊りがけ?


 海とかかなー。やっぱ。」


夏が始まると言っても


まだ6月半ば。



梅雨真っ只中だった。



「そんなに喜んでくれるとは

 
 思わなかったよ。」



考えたかいがあったな、


と、キョウヘイはレンに


話を振る。



「そんな考えてない・・・」



「でだ!実行は1カ月後。


 ちょっと早いけど海行こう!」



レンの言葉はキョウヘイに


かき消されてしまった。



まあ、私もキョウヘイと


海へ行けるという事だ。


1カ月後が待ち遠しかった。






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