いつか、伝えて
“みんなで海へ行こう計画”


は着々と進んでいった。


とゆうか、レンとキョウヘイが


力を合わせて進めるはづの計画


だったが、気づけばユウキが


仕切っていた。



「ユウキの奴、なんで


 あんなにやる気なの?」


ミユに聞かれ、


「さあ・・・?」


とレンは微笑んだ。




そんな中、レンは


机での文通はやめなかった。


毎日、放課後になれば、


一人で教室に残り、


キョウヘイの返事に


返事をする。





記憶を戻すキーワードを


連発したが、


キョウヘイの記憶が戻る


気配はなかった。


そんな簡単に、


戻るはづがないのは分かっていたが、


諦められなかった。

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