いつか、伝えて

2日目の日記を読み終わり、


レンはノートから


キョウヘイに顔をうつす。



キョウヘイはただただ、


黙っているだけだ。




キョウヘイが私の事を


好きだった? 



両思いだったの?




レンは、


自分が馬鹿だと思った。








どうして、私は


自分の気持ちにずっと


気づかなかったんだろう。



どうして、キョウヘイの


気持ちに、気づかなかったんだろう。



心に残るのは“後悔”の文字一つ。





あの頃、


キョウヘイの全てを知って


いるはずだった。


キョウヘイと


そこまで仲良くなれたのが自慢だった。


でも、










< 71 / 200 >

この作品をシェア

pagetop