いつか、伝えて
2日目の日記を読み終わり、
レンはノートから
キョウヘイに顔をうつす。
キョウヘイはただただ、
黙っているだけだ。
キョウヘイが私の事を
好きだった?
両思いだったの?
レンは、
自分が馬鹿だと思った。
どうして、私は
自分の気持ちにずっと
気づかなかったんだろう。
どうして、キョウヘイの
気持ちに、気づかなかったんだろう。
心に残るのは“後悔”の文字一つ。
あの頃、
キョウヘイの全てを知って
いるはずだった。
キョウヘイと
そこまで仲良くなれたのが自慢だった。
でも、