いつか、伝えて

～春休みをまとめて～



春休み、１度も会わなかった。


話さなかった。


それで、確信した。


俺にはレンが居ないと


駄目なんだって。


明日、レンに会ったら


言おう。


好きだって。


誰よりも好きだって。


世界で一番だって。












レンは、ページをまた、めくる。


日記はそのページで終わっていた。


最後の日、


それは、



中学３年、始業式の日だった。






次の日からの日記はつけられていない。