いつか、伝えて
キョウヘイに家まで送ってもらい、


別れの挨拶を言い、


手を振る。



中学時代、なんでもなかった事が、


今では特別な事に変わっていた。




家に入り、


階段を上がり、


レンは自分の部屋へと向かう。




荷物を置くなり、


ベッドに寝転ぶ。




今日は色々な事があった。



いっぱい、泣いて



いっぱい、笑った。








気づいた事が一つある。





レンは目をゆっくりと



閉じた。


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