いつか、伝えて
「好きなんだよーう。」




“ ばか。”




天井を見つめ、



小さく呟く。








涙はもう、流さない。



泣く必要なんてない。




悲しみの涙なんて



私は知らない。




「レンー!ご飯よー!」




「はあーい。」



レンは勢いよく飛び起き、


元気に返事をした。
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