いつか、伝えて
この日から、レンとキョウは


席が近かった事もあり、


毎日、毎日一緒に笑いあった。




テレビの話や日常の話。


思えば、くだらない内容だった


かもしれない。


でも2人が揃うと何もかもが


楽しく思えた。



ふと、一度、レンはキョウに


問いかけた事があった。




“私達、席が遠かったら

 どうなってたんだろうね。”



キョウは迷わず口を開いた。



“お前だろー。絶対今とおんなじだって。”



何故だか嬉しくて何故だか照れて、


レンはキョウの肩を叩き、


笑い飛ばしてしまった。



キョウはレンにとって大切な存在だった。




何でも話せる親友。



あの頃は“LOVE”ではなく、


“LiKE”だった。






















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